自宅の書斎より、
これまで色んな方の住宅購入のお手伝いをしていきていますが、中には住宅ローンの事前審査に落ちてしまう方もいます。
落ちてしまったことで住宅購入を諦めることもできますが、それよりも原因を見極めることで対策をして再度チャレンジすることで承認になることもあります。
今日は、事前審査に落ちてしまって、原因の見極め方や対策の立て方について説明したいと思います。
事前審査に落ちてしまう原因を見極める
まず事前審査に落ちてしまった原因を見極める必要があります。なぜなら見極めないと対策が立てられないからですが、そもそも金融機関は事前審査に落ちた理由を教えてはくれません。
事前審査に落ちる理由はいくつか考えられますが、よくあるのは個人信用情報の関係です。返済比率などは「否決」ではなく「減額」となることが多いからです。
個人信用に身に覚えがない時は?
明らかに心当たりがある時は別として、身に覚えがないという方もいます。そういう時は、まず自分の信用情報を確認する必要があります。
具体的にはCICという情報機関があるので、そこでネット開示の手続きをします。他にもJICCや全銀連もありますが、CICが一番簡単です。
そのCICの内容を見て、原因を見極め対策を建てることが必要になります。
銀行によって判断が変わってくる
そこまで信用情報に問題が無さそうでも、事前審査をした銀行によっては「否決」になってしまうことがあります。
例えば、都市銀行などではキャッシングをしていただけでアウトです。実際に過去に合ったケースで、ヒアリングする限りで全く問題のない方でしたが、なぜか都市銀行の事前審査に落ちました。
原因を突きつめていくと、キャッシングをちょくちょく利用していたのです。そこで銀行を変えて、実際に物件を引き渡すことが出来ました。
ちなみにこの方は、商社にお勤めの方で、外国へよく出張にいくのですが、外国で手持ちの現金がなくなったりするとキャッシングでしか現金を融通出来ないことがあります。
また、過去に遅滞という金融事故があった方で、すでに5年以上経過しているという方がいました。しかし、CICの信用情報を確認したところ、消し忘れで残っていました。
実はこれ結構あることなので、過去に身に覚えがある方は必ず事前に自分でチェックするようにしましょう。ちなみにこの方は、情報元に連絡してもらい削除してもらいました。
他にも、複数の銀行に出しすぎて、逆に事前審査に通らなかった方もいました。銀行に事前審査を出すと、そのこと自体が情報として残ります。
あまり多く事前審査を出し過ぎると、何か問題があるのではないかと変な疑いをかけられ、それだけで「否決」になることもよくあります。
このように、事前審査がたとえダメだった場合でも、原因をつきとめ対策をすることで無事購入に至ることは多々あります。
あなたももしこういったことに出くわしたら、ぜひこのことを思い出してくださいね。
宮田明典
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