オフィスのデスクより、
今年も残すところ、あと僅かになってきましたね。
仕事も実働を考えれば10日もありません。
今年のことを振り返った時にあなたは何を思い浮かべますか?
僕は夏に雨が多かったイメージがあります。
8月に東京で20日くらい連続で太陽が出なかった日が続いたりしましたよね。
実際のところ何月に雨が多いのか気になったので、気象庁のデータを見てみました。
そしたら実は、一年で一番雨の多い月は、なんと9月でした。
意外な感じがしませんか?
そして2位が10月、3位が9月。
雨の多いイメージの梅雨はそのあとの4位と5位です。
随分イメージと実際のギャップがあり、僕も意外でした。
エリアの常識を疑ってみる
少し気になったので、今度は違うデータを調べてみました。
次に調べてみたのは名古屋市の犯罪件数。
強盗や恐喝といった重点罪種(10種)というものですが、平成27年の件数が多かった順に並べていくと、
1位 中区、2位 中川区、3位 中村区。
この辺まではあなたの感想としてどうでしょうか?
ちなみに4以下を見ていくと、、、
4位 北区、5位 千種区、6位 西区。
少し意外な区が出てきました。
この年がたまたまかと思い、前の年のも見てみたのですが、順位こそ違えども件数自体は多かったです。
逆に少ない順位ですが、
1位 熱田区、2位 瑞穂区、3位 天白区
1位は面積が狭いのも影響しているかもしれませんが、その他はまあ順当です。
住宅の常識は?
このように、なんとなくイメージを持っていても、実際にデータを見ると違っているケースというのは、今回の件に限らず多々あるのではないかと思います。
たとえばエリアの話だけでなく、住宅の話でも、
・木造より鉄骨造の方が地震に強い
・木造は家事に弱い
・中古住宅より新築のほうが寿命が長い
これらは、一般的に常識とされていますが、実はそうでもないですよ、というものの例です。
イメージというのは、どこかで誰かから聞いた話だったりするものが多く、根拠のある話でないことが多いです。
しかしながら、僕らは生活の中でこのイメージがあることで、物事の判断をあまり考えずすばやくすることに役立っています。
ただ、大事な判断をするときなどには、一度常識を疑ってみることもいいのかもしれません。
宮田 明典