宮田明典(ハウスクローバー株式会社)

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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時事・知識・マインド

2020/10/2

仲介手数料のプラス6万円って何?

オフィスのデスクより 売主から直接購入するのではなく、仲介業者を挟んで物件を購入する時にかかる費用で、仲介手数料というものがあります。私も含め仲介業者の売上に相当する部分になります。 手数料は物件価格によって変わるのですが、その計算式は「物件価格×3%+6万円」が上限となります。 質問をたまに受けるのですが、「この6万円ってなんですか?」というもの。確かに気になりますよね。私も若き頃、この業界に入って何だろうと思ったものです。 この6万円が何かを知るためには、まず不動産仲介手数料で決められている手数料を見 ...

時事・知識・マインド

2020/10/1

非公開物件ってあるの?表に出てくることはあるの?

オフィスのデスクより、 弊社では、コンサルティングに力を入れていることもあり、顧客に物件を探してきてもらうスタイルです。(Selfinなどを活用して自動化しています) そんな中で「たまに表に出ていない物件があったら紹介してください」と言われることがあります。 そこで今回は、表に出てこない非公開物件について、不動産業界の実情と合わせて、お伝えしたいと思います。 非公開物件って本当にあるの? よく非公開物件という言葉は、お客様でも不動業者の広告やHPなどでも見かける言葉ですが、非公開物件はあります。 しかしな ...

住宅ローン

2020/9/28

なぜ、住宅ローンの全期間固定金利を取り扱っている金融機関が少ないのか?

オフィスのデスクより、 住宅ローンの金利には変動金利と固定期間選択型金利、そして全期間固定金利の3種類があります。 変動金利と固定期間選択型金利については、過去10年間ほとんど変わっていませんが、全期間固定金利は比較的動いていて、特にここ最近は上昇傾向にあります。 全期間固定金利は借りている間中、金利が変わらないので、家計にとっても安心感があり、弊社の顧客は全期間固定金利を選ばれている方が多いです。 それでは実際に全期間固定金利を扱っている金融機関を探してみると、意外と扱っている金融機関が少ないことに気が ...

時事・知識・マインド

2020/9/25

消費税増税による住宅ローン減税の3年延長は今年の12月まで!

オフィスのデスクより、 最近よく聞かれるのが、住宅ローン減税の延長について。 昨年の10月に増税された消費税に対する措置で、本来10年間だった住宅ローン減税が、次元措置として3年延長されるというものです。 中には、なんとなく期限だけ覚えていて、「なんでしたっけ?」みたいな質問を受けることもあります。 そこで今日は住宅ローン減税の延長に関する注意点などをお伝えします。 対象になる物件は売主が業者の物件のみ! これが色んな方から質問を受けて一番勘違いされていると感じるポイントです。 ややこしいのですが、不動産 ...

時事・知識・マインド

2020/9/24

いよいよ災害リスクによる立地の選別が始まる

オフィスのデスクより、 昨日の日経新聞に、いよいよ災害リスクによる立地の選別が始まると予感させるニュースが掲載されていました。 それは国土交通省が、昨今激増している大災害を無視できない状況になってきており、住宅政策を転換させるというものです。 具体的には、これまで全国一律で行っていた、耐震改修工事や省エネ工事などの助成金を、災害リスクの高い立地で対象外とするものです。 こういった政策をとることで、災害リスクが高い立地で家を持つことのモチベーションを減らそうという目論見です。 来年度にも実行に移す予定だそう ...

物件選び

2020/9/20

新築こそ資産価値に気を付けて購入しなければいけない3つの理由

オフィスのデスクより、 この仕事をしていると、本当に様々な価値観を持った方に会います。 価値観は十人十色で、家を購入することにおいて正解があるわけではありません。 マンションと戸建、新築や中古。それぞれに一長一短があります。 ただ一つ言えるのは、これといった正解はないかもしれないけど、あきらかな不正解はあるということ。 私の会社では、物件を探すときは将来の資産価値をポイントに、買ってはいけない物件の見極めを手伝っています。 その経験や予測から考えられる、新築マンションや新築戸建てにおいて、資産価値面で気を ...

業者選び

2020/9/17

同じ仲介でも、「売り」と「買い」は全く別物

オフィスのデスクより、 不動産を売買するとき、ほとんどのケースで仲介業者が間に入って取引することになります。 一言で売買といっても、不動産業界では「売り」と「買い」は全く別物であることを知っておくことが重要です。 ここでいう「売り」というのは、売主から物件を預かる業者のことです。よく「元付(もとづけ)業者」なんて呼ばれています。 そして「買い」は、購入者向けの仲介サービスを提供する業者のことで、「客付(きゃくづけ)業者」と呼ばれています。 この二つの違いを知っておくことが、なぜ不動産購入で重要なのか、また ...

物件選び

2020/9/17

タワーマンションのメリット・デメリット

オフィスのデスクより、 東京を中心に建造されてきたタワーマンションですが、昨今は名古屋市でも増えてきています。 ただタワーマンション自体が比較的最近の建物で、歴史も浅く、他のマンションとは一線を画します。 ランドマーク的な存在として人気のあるタワーマンションですが、ここではそんなタワーマンションのメリット・デメリットについて考えてみます。 この記事は動画でもご覧になれます。 → 動画でみる(Youtubeにジャンプします) タワーマンションのメリット まずタワーマンションのメリットを上げていきます。 高層 ...

物件選び

2020/9/16

あのマンションは、どこが分譲主!?

オフィスのデスクより、 名古屋市で営業をしていると中古マンションの内覧する機会やお問い合わせを受けることが多くあるのですが、マンション名を見ると、私の頭の中ではいつも分譲主がどこだっけなと考えています。 すぐ思い浮かぶところもあれば、思い出せなくてモヤモヤしていることもあります。完全な職業病ですよね。 そこで今回はそんなマンションブランドと分譲主の関係について、自分の復習もかねて書いてみようと思います。 ちなみに全部は書ききれないので、名古屋圏でよく聞くものを中心にピックアップします。(あいうえお順、法人 ...

住宅ローン

2020/9/14

預金連動型の住宅ローンってどんな仕組み?

オフィスのデスクより、 時折、住宅ローンのお話をしていると、お客様から聞かれることがあります。「預金連動型住宅ローンってどうなの?」と。 この商品が発売されてから、それなりに日が経ちますが、知らない人も多いかもしれないですね。しかし利用者からの評価は結構高いようです。昔は人気がありましたが、最近では少し下火になっています。 預金連動型住宅ローンとは? 預金連動型住宅ローンは、その名の示す通り預金残高に連動する住宅ローンで、預金残高と同額分の金利負担が0%になるというものです。 つまり2,000万円を借りて ...