宮田明典(ハウスクローバー株式会社)

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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時事・知識・マインド 物件選び

2020/5/28

資産価値は売らなければ確定しない!?

オフィスのデスクより、 ※資産価値に興味がない方はこの記事を読まないでください。 もともと仕事柄もあるせいか、私のニュースアプリには不動産系のニュースが良く流れてきます。 その中で最近、資産価値やタワーマンションリスクなどに関する記事をちょくちょく目にします。そしてコメント欄なんかも割とみんながどんなことを書いているのか見ているのですが、最近その中で気になるフレーズがありました。 それは「資産価値は売らなければ確定しない」というもの。つまり資産価値だなんだというけれども、売らなければ得した損したも分からな ...

住宅ローン

2020/5/27

住宅ローンの審査で、銀行は何を重視しているか?

オフィスのデスクより、 住宅ローンを借り入れるとき、フラット35を除く一般的な銀行では「人を見て貸す」と言われています。 「人を見て貸す」というのは分かるけれども、一体どんなことを重視しているのかというのは意外に知られていません。 そこで今回は国土交通省が公表している「民間住宅ローンの実態に関する調査」から、銀行がどんなところを審査の重点に置いているのか、見ていきたいと思います。 住宅ローンの審査で重視される項目 それでは早速、調査結果から見ていきます。 何となく、多くの方が持っているイメージで雇用形態や ...

時事・知識・マインド

2020/5/25

管理会社にぼったくられるマンション業界の闇

オフィスのデスクより、 マンションの管理組合の調査をしていて常々感じることがあります。 それは、大規模修繕工事の費用が高い物件が多いということです。 確かに一時に比べれば今は建築費が上がってきているかもしれません。 ただそれを考慮しても、少し高すぎないか?というマンションが散見されます。 まだ工事費の開示があればいい方で、空欄で出してくる管理会社がほとんどです。 ただ数字がなくても、大体の相場は分かるので、この規模のマンションでこれだけ修繕積立金を集めておいて、何で足りないの?なんて疑問を感じずにはいられ ...

物件選び

2020/5/24

店舗や事務所のあるマンションってどう!?

オフィスのデスクより、 よく街中や大通り沿いのマンションの中には、1階もしくは低層階が店舗や事務所になっているものを見かけることがあると思います。 実際、そういったマンションは良いのか悪いのか、人によって考え方も変わると思いますが、プロから見たメリット・デメリットについて考えてみたいと思います。 店舗や事務所がどのような形態か? まずはその店舗や事務所がどのような形態かを知る必要があります。どのような形態があるかというと、 マンションの管理組合が店舗や事務所部分を所有して、賃貸している 店舗や事務所部分も ...

物件選び

2020/5/21

築年数15年の中古マンション、15年後はいくらになっている?

オフィスのデスクより、 先日、中古マンションを案内したときのお話です。 そのお客様は、15年後くらいに売るつもりで考えているそうで、新築も含め色々と検討していた時に弊社にお問い合わせをいただきました。 いくつかのお部屋をご案内した中で、気に入った部屋がちょうど築15年の中古マンションでした。 そして15年後には築30年になってそんなに資産価値があるか懐疑的でした。 今回のお話は色々な側面で示唆があるので、ぜひあなたにもご紹介します。 マンションの価格が下げ止まるのは20年ころから マンションの築年数による ...

時事・知識・マインド

2022/6/21

契約や引渡し、六曜は気にする派?気にしない派?

オフィスのデスクより、 あなたは縁起を担ぐ方ですか?それともあまり気にしない方ですか? よくカレンダーにも書いてある「大安」や「仏滅」などを六曜と呼び、何かをするのに縁起がいい、悪いとされるものです。 結婚式なんかだとよく「大安」が選ばれますし、逆に「仏滅」などは敬遠される傾向にあります。 不動産の契約や決済にもこの六曜を重視する人とそうでない人で分かれていたりするので、今日はちょっと六曜について調べてみたいと思います。 この記事は動画でもご覧になれます。 六曜の起源と歴史 六曜はもともと今のように1週間 ...

住宅ローン

2020/5/20

「後から固定金利に変えようかな」が危険な理由

自宅の書斎より、 私は住宅営業であると同時に、ファイナンシャルプランナーでもあります。ファイナンシャルプランナーとは幅広い知識で、ライフプランの設計を行うプロのことです。 住宅を買ってもらってそれで終わり、というわけでなく、その人のライフプランと照らし合わせてどんな住宅が適正かを一緒に考え、そのライフプランの実行を援助していきます。 そんな立場からよく相談されるのが、住宅ローンの金利は固定がいいのか変動がいいのか。実は人によって正解が変わります。 しかし、住宅ローンや金利の基礎知識をほとんど持たずに選択し ...

時事・知識・マインド

2020/5/18

消費者がより賢くなることを求められる時代

オフィスのデスクより、 かねてより日本は新築信仰がつよく、都市部では中古マンションが新築マンションの取引量を超えましたが、日本全体でみれば、まだまだ新築偏重の住宅市場です。 日本の新築比率は8割と言われていますが、欧米では1~2割ほどです。 日本の新築信仰は、戦後に焼け野原になった街で住宅が不足し、新築をどんどん建てて供給を増やす中でできたと言われています。 しかし今はそんな時代ではありません。物は充足し、住宅は余ってきています。 人口は減り始め、各自治体ではそんな社会に備えた街の線引きが始まっています。 ...

時事・知識・マインド

2020/5/15

居住中の物件を内覧するときに、ぜひ実践してほしい3つのポイント

オフィスのデスクより、 中古マンションや中古戸建てを内覧するときに、人がまだ住んでいる「居住中」となっている物件があったとします。 内覧の時には、人が住んでいる状態で見ることになるので、少し気を遣うこともあります。 なかなか友人でもない他人の生活空間に入るって、あまりない機会です。しかし、居住中の物件だからこそのメリットがあるとも考えられます。 そこで今回は居住中の物件を見るときのポイントについてお話していきたいと思います。 この記事は動画でもご覧になれます。 ⇒ 動画で見る(Youtubeにジャンプしま ...

時事・知識・マインド

2020/5/14

知らないと大損をする!?「居住誘導区域」

オフィスのデスクより、 あなたは「コンパクトシティ」という言葉を聞いたことがありますか? コンパクトシティとは、住宅が計画性なく虫食い状態で宅地化が進むことを防ぎ、商業地や行政サービスの機能を一定範囲にまとめ、効率的な都市運営や行政を目指すというコンセプトの都市です。 人口の小さな都市、という意味ではありません。 この概念は1970年代から存在していたのですが、近年になって再度脚光を集めています。 この記事は動画でもご覧になれます。 ⇒ 動画で見る(Youtubeにジャンプします) 人口減少社会における都 ...