オフィスのデスクより、
色々と下調べをして、たくさん内覧にいって、ようやく購入に至った住宅。
いざ引越しの時に結構迷うのが、近所へのあいさつ。
私もたまにどうしたらいい?と聞かれることがあります。
特に深く考えずに、出来れば行った方がいいと思いますよと案内をしていたものの、実際のところはどうなんだろうと。
なので実際他の家庭はどうなのか探ってみました。
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「1件も挨拶に行かなかった」が1位。
早速差がしてみたところ、ポータルサイトのHOMESが実施したアンケートの資料が出てきました。
(HOME'S、「引越しの挨拶事情に関する調査」:https://www.atpress.ne.jp/news/115596)
■引越しの挨拶に行った件数【単一回答】 (n=480)
1件 7.3%
2件 15.2%
3件 15.0%
4件 7.9%
5件 7.7%
6件以上 9.4%
1件も挨拶に行かなかった 37.5%
結果を見てみると意外なのか、想定通りなのか、1件も挨拶に行かなかった家庭が1位になりました。
賃貸でならなんとなく分からなくもないのですが、持ち家でのこの結果は意外に感じました。
勝手なイメージですが、都心部になればなるほど、この傾向が強いようにも感じます。
何にせよ、これも時代でしょうかね。
挨拶の有無で近所付き合いにも差が
実際に挨拶に行かないところが多いのは分かりましたが、ご近所との関係はいかがなのでしょうか。
挨拶に行った人で、近所との仲が「非常にいい方だ」と答えた人の割合は15.3%なのに対し、挨拶に行かなかった人では5.6%にとどまります。
■挨拶の有無別に見た、ご近所との仲の良さ【単一回答】
挨拶に行った人(n=300)
「非常に良い方だ」 15.3%
「どちらかといえば良い方だ」 69.3%
「どちらかといえば悪い方だ」 13.3%
「非常に悪い方だ」 2.0%
逆に、近所との仲が悪いと答えたのは、挨拶に行った人で2.0%、行かなかった人では12.2%にも上ります。
挨拶に行かなかった人(n=180)
「非常に良い方だ」 5.6%
「どちらかといえば良い方だ」 52.2%
「どちらかといえば悪い方だ」 30.0%
「非常に悪い方だ」 12.2%
この結果を見る限り、やはり挨拶はしておいた方が近所付き合いにとっても長い目で見ればプラスになるのではないでしょうか。
挨拶の粗品はどんなものがいいのか
それでは実際に挨拶に行くのであればどんなものを持っていけばいいのでしょうか。
まず金額帯で一番多かったのは、500円以上1,000円未満でした。
■引越しの挨拶をする際の粗品の金額【単一回答】 粗品を持っていった人(n=289)
1位 500円以上1000円未満 37.0%
2位 300円以上500円未満 22.1%
3位 1000円以上1500円未満 17.3%
4位 100円以上300円未満 11.8%
5位 1500円以上2000円未満 6.2%
中身もタオルやお菓子、洗剤やせっけん、コーヒーやお茶など無難な日常消耗品が多く見受けられました。
■引越しの挨拶の粗品ランキング【複数回答可】 引越しの挨拶をした人(n=300)
1位 タオル 31.3%
2位 お菓子 26.7%
3位 洗剤 20.0%
4位 ハンドソープ 6.7%
4位 石鹸 6.7%
6位 ラップ/ジップロック 5.3%
7位 ティッシュ 5.0%
8位 そば 4.3%
9位 入浴剤 4.0%
10位 お茶 3.7%
10位 コーヒー 3.7%
逆にインテリアに関するような置き物系はもらって困る人も多いようで避けた方が無難です。
中身や金額も住む場所によって若干の違いはありそうですが、何よりも大事なのは気持ちではないでしょうか。
あと挨拶をしておく時間とわずかな粗品で、将来良好な近所付き合いが出来るようになるのであれば、やはりした方がいいのではないのか、というのが私の考え方です。
これまでは何となくその方がいいのではないかと思ってアドバイスしていましたが、これからはこんな話をしながらアドバイスしていこうと思います。
あなたも引越しの時に迷うようでしたら、私に聞いてくださいね。
宮田明典