オフィスのデスクより、
先月のとある平日にお休みをいただき高山市へ一泊二日の旅行へ行ってきました。
高山の「昔の街並」と呼ばれる一帯のすぐ近くに「昭和館」という施設がありました。
その名の通り、建物の中が昔懐かしい昭和のもので埋め尽くされています。
40歳前後以上の方であれば、きっと「懐かしい!」ってなると思います。
逆に知らない世代にとってみたら「なにこれ、こんなのあったの?」と逆に新鮮な発見になるかもしれません。
僕もすべてのものは知らなかったものの、昔遊んだオモチャだったり、田舎のおじいちゃんの家にあったようなアイテムだったり、ものすごくノルスタジックな感傷に思いっきり浸ってきました。
今回の高山旅行で何が一番楽しかったと言われたら、この昭和館だったかもしれません。
是非あなたも高山に行く機会があれば立ち寄ってみてください。
さて、先週の土日で勉強会へ来ていただいた方に、「理性と感情」というお話をさせていただきました。
住宅は感情が大きく関係する商品
住宅は普通の購買行動よりも感情が大きく関係する商品と言われています。
よく「夢のマイホーム」とか「憧れの一戸建て」などといった言葉を目にしたり耳にしたりしますが、この言葉からもわかるように住宅を購入することは、感情を伴う行為です。
「こんな素敵な部屋に住んでみたい。」
「庭付きの一戸建てに住んでみたい。」
という期待感を伴う感情も大きければ、逆に購入してあとから欠陥が出てきた場合などの負を伴う感情も大きいです。
日常品を買うのとはやはり違いますよね。
実際に人間は感情で動いてしまいがちな生き物です。
モデルルームを見て、素敵なインテリアをみたら感情のボルテージが一気に上がっちゃって、、、ということはよくある話です。
ただ住宅のような大きな金額を伴う買い物は、感情だけで決めてしまうと失敗することもあります。
何となく部屋の雰囲気が良くて買っては見たものの住んでみると思いのほか場所が不便だとか。
感情だけでなく理性もつかって判断する
失敗しないためには感情だけでなく、理性も大切になってきます。
感情は好き嫌いで選ぶことが多いですが、理性は損得勘定で判断することです。
「将来売りやすそう。」
「何かあった時に貸せる。」
そういう理性的な視点は後々の失敗のリスクを減らしてくれます。
ただ理性的になり過ぎても、感情を抑えて我慢してしまうと味気ないものになってしまいます。
だから僕は住宅を購入するには、感情と理性のバランスが大事だと思っています。
そして購入する時に再販するときの価値を考えるリセールバリューの観点で言えば、立地は理性、建物は感情にした方がバランスは良さそうです。
最近では、中古住宅を買って自分好みにリノベーションするという人たちが増えていますが、理性と感情のバランスをうまく取る方法なのかもしれません。
あなたも自分の中の感情と理性、一度書き出して整理してみると意外な気づきがあるかもしれませんね。
宮田明典