時事・知識・マインド

諸費用、引っ越しや引き払い費用まで考慮していますか?

2017年2月11日

宮田明典(ハウスクローバー株式会社)

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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自宅の書斎より、

3月4月は1年で1番引っ越しが多くなるシーズンです。他の時期であれば引っ越し業者も結構大きな値引きにも対応してくれたりするのですが、この時期はどこも引く手あまたなのか、完全に売り手市場になります。

割と自己資金をいっぱいいっぱいで購入しようとする方がいらっしゃいますが、諸費用の数字に出てこない、引っ越し費用や賃貸の引き払い費用なども必要になってくるので注意が必要です。

家族の人数や荷物の量にもよりますが、3人以上でこの時期の平均値は約12万円ほどにもなります。他にも移動距離などにもよるので一概に言えませんが、そこそこかかりますね。

ちなみに引越し費用は概算ですが、簡単にシミュレーションできるサイトもあります。

「引っ越し侍 引越し費用の相場と料金の目安」

https://hikkoshizamurai.jp/price/

これを使うと大体の引越し費用が計算できるので、諸費用を計算するときなんかはこの数字もある程度把握しておくようにした方がいいと思います。

そして賃貸の引き払い費用ですが、最近では国土交通省からガイドラインが発表されています。

仕事柄、専門外ではありますが、知り合いの引き払い費用について相談されることがあります。そんな時、僕は入居するときに交わした賃貸借契約書を見て、とりあえず国土交通省のガイドラインを見ます。

普通はよっぽど無茶な使い方をしていない限り、そこまで費用を請求されることはないため、あまりにも法外な費用を請求されたら、このガイドラインを持ちだした方がいいかもしれません。

あと退去の立会いの時に、あえてこのガイドラインを見えるように持っておくというのもお守り代わりになっていいかもしれません。このガイドラインを見たら普通の業者はそこまで無茶は言わなくなると思います。

ちなみにガイドラインは以下のリンクから参照できます。

「国土交通省 「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について」

http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000020.html

少しでも費用を減らせるように参考にして下さい。ただあくまで僕はこの分野は専門外なので、厳しいツッコミはご容赦いただけると助かります。

他にもかかる費用としては、新しい家に合うように家具を買い替えたり新調したりと、家を引っ越すって何かとお金がかかるものです。

物件取得の諸費用とは直接的にあまり関係はないですが、間接的な諸費用としてざっくりとでもいいので頭の片隅にでも入れておくようにした方がいいかもしれませんね。

宮田明典

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ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
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多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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