時事・知識・マインド

国交省が既存住宅のイメージ商標を考案!?

2017年2月6日

宮田明典(ハウスクローバー株式会社)

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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オフィスのデスクより、

近年、ある特徴を持ったサービスや商品に対してブランド名を付けて、普及の促進を図ろうとするケースが増えてきました。当社のコンセプト仲介「HOUSECLOUVER」も同じような概念です。

実は、国も3月中にも新しいイメージの既存住宅の情報提供制度を開始するとしています。つまり中古住宅にも対して一定の品質があり、必要な物件情報を開示している中古住宅を「○○住宅(名称未決定)」と登録し、商標を付与して販売できるようにするというものです。

すでに2回ほど検討委員会が開催されており、今月に3回目の検討会が行われ、その後に骨子を固めてスタートさせるそうです。ちなみに国交省では、この商標の対象になる物件の主な用件を以下のように検討しています。

①新耐震基準に適合していること

②建物状況検査(インスペクション)を実施、結果を開示

③構造上の不具合、雨漏りが認められないこと

④既存住宅売買瑕疵保険が付与されること、または同等の自社保証

⑤水回り、内外装の現況の写真を開示すること

⑥広告・商談時に消費者の求めに応じて情報開示を行うこと(耐震性、瑕疵、現況と新築時の情報、改修履歴、共同住宅の場合は共用部の管理状況)

これらの条件を満たした物件にのみ、商標を使用することを認めるというものです。確かにこのコンセプトは素晴らしいです。

消費者の中にある中古住宅に対する負のイメージを、国が認定した中古住宅という証明になるということなので、この冠が付くような住宅は、より市場で評価されるようになっていくと思います。

浸透が進めば、ポータルサイトの条件検索にも「○○住宅」といった項目が増えるかもしれません。しかし、僕が一つだけ心配していることがあります。それは、「名前」です。ブランドを冠するのであれば、ネーミングのセンスは欠かせません。

ちなみに、この制度は当初「プレミアム既存住宅」という名称で議論が進んでいたらしいです。しかし議論の中で、プレミアムが高級感を差別化する言葉で、今回の制度の狙いである幅広く流通するという狙いと異なるという理由で没になったそうです。

、、、、ほっと一安心です。

「プレミアム既存住宅」って、もうちょっとセンスが欲しいところですよね。こういうセンスのいるところは敢えて国ではやらず、ネーミング会社に発注するとか公募にするとかしてほしいと思います。

これだけ良いコンセプトで、中古住宅業界に与える影響も大きいので、良いネーミングを期待したいですね!

あなただったらどんなネーミングがいいですか?

宮田明典

ちなみに冒頭にあった「HOUSECLOUVER」は高品質かつ次世代型の独自の仲介サービスです。当社ではこのコンセプトをより多くの人に広げていきたいと考えております。詳細はこちらから。

http://www.style-innovation.com/houseclouver-concept

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ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
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多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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