9月23日は「不動産の日」というのはご存知でしたでしょうか?当社も所属する全国宅地建物取引業連盟(以下「全宅」)が制定したそうなのですが、僕は知りませんでした(汗)。
由来はよくわかりませんが、この時期に全宅連が行った「住宅の居住思考及び購入等に関する意識調査の結果をこのほど公表しました。
不動産は「買い時だと思う」が増加
16年度の調査結果として「買い時だと思う」が24.9%、「買い時だと思わない」が22.3%、「わからない」が最多の52.8%でした。
買い時と答えた割合は、15年度と比べて9.7%上昇と大幅に増加しています。逆に買い時でない・分からないは下降していて全体的に「買い時感」が増しているという結果になりました。
それぞれの理由
「買い時だと思う」と回答した理由の1位は、住宅ローン減税など税制優遇が実施されているから。2位は、住宅ローンの金利が上昇しそうなので・今の金利が低いので。3位は消費税が上がる前だからとなっております。
「買い時だと思わない」と回答した理由の1位は、自分の収入が不安定または減少しているから。2位は不動産価格が下落しそうだから。3位は地震などの天災が心配だから。
それぞれ営業の現場でも良く聞かれる理由で、納得できます。
現住居の満足度と、持ち家派か賃貸派か
まず現住居での満足度は、約10P差で持ち家の方が満足度が高い結果に。また持ち家派か賃貸派かについては、持ち家派が85.3%と圧倒的です。
理由の1位としては、家賃を支払続けるのがもったいないからということでした。住宅ローン控除といった優遇政策もなく、資産になるわけでもなく、ただ大家さんの収入になるだけ。
あなたも、もし今賃貸だったら、これまで支払ってきた家賃を計算してみてください。大体の人はそうですが、結構凹みますよ。
瑕疵保険とインスペクションの認知度
この両制度は、中古住宅の売買にとって欠かせない制度です。その認知度はどうなのでしょうか。まず瑕疵保険は、「知っている」が23.6%、インスペクションに関しては9.8%。逆に「聞いたことがない」は瑕疵保険で54.1%、インスペクションでなんと72.6%。
これだけ不動産業界の中ではとても旬な話題であっても、まだまだ認知度は低いようです。本当に今の時代って「知っている人は得をし」て、「知らない人は損をする」時代なんだなと感じました。
アンケート結果のリンクも貼っておきますので、あなたも参考にしてみてください。他の消費者がどのように考えているのかを知るヒントにはなると思います。
宮田明典
P.S
アンケート結果のリンクです。