オフィスのデスクより、
大学生3年生の時、当時乗っていたハイエースで雪の中を走っていました。
今考えると本当にアホなのですが、スタットレスも履かずにFRの自動車で普通に待ち合わせに遅刻しそうだったので60キロとかで走っていました。
それも夜中。ホントにあの頃の僕はアホとしか言いようがありません。
タイヤがガンガン滑っていて怖いなと思いながらもぐいぐい進んでいきます。
ある坂に差し掛かったころ、急にスリップしました。
結構スピードが出てたので、車はそのまま制御不能になり回転しながら進んでいき、そのまま縁石に乗り上げて宙を舞いました。
「ドカンッ」
大きな音とともに着地。悪運が強いのかひっくり返らずそのままの向きでした。
本当に死ぬかと思いました。まさに九死に一生。
その後腰痛とむち打ちで半年間病院に通わなければいけなくなりました。
この日以降、僕は雪の日の運転恐怖症です。
出来れば雪の日は乗りたくない。運転したくない。
しかしこの週末は雪予報。時期も時期だけにかなりの案内が入っています。
そもそもお客さまもこれるかどうかすら分からない。
「なんて日だ」(小峠風に)
僕はもともと生まれは富山なのですが、結構新潟よりなので雪がかなり降ります。
太平洋側の現住所と日本海側の豪雪地帯の両方に住んだ経験から、雪国ならでは暮らしの知恵が垣間見えます。
例えば道路。
幹線道路では除雪車が走るのですが、中に入ると走ることは基本ありません。
だからか、富山の道路には真ん中に水の出る穴があって、そこから冬場は凍らせない・積もらせないために水がずっとちょろちょろと流れています。
そして側溝も大量の雪や水が流れ出るせいか、愛知県に比べてかなり大きめ。
そして家は、軒がやたらと長いです。
特に玄関部分は出入りが出来なくなってしまうのでかなり大きめです。
最近はすこし減ったみたいですが、昔は2階まで雪が積もることもザラで、2階から出入りしていた記憶もあります。
実際に北海道などの豪雪地帯は2階に玄関がある家があるくらいです。
玄関も階段を上ったうえにあったりします。
少し雪が降ると大騒ぎな愛知県ですが、豪雪地帯に住んでいる人たちは日常ですから、やはり街や住宅も地域にあった形で進化しているのでしょうね。
宮田明典