オフィスのデスクより、
2017年度の税制改正が発表されましたね。
住宅関係だと、タワーマンションの高層階住戸の固定資産税の増税と、リフォームされて長期優良住宅と認定されたときの減税でしょうか。
ちなみにタワーマンションは40階以上が増税になるとのことですが、名古屋にはそもそも40階以上のマンションは相当限られるので今回は話題にはあげません。
話題にしたいのは長期優良住宅化です。
中古住宅の認定長期優良住宅
この中古の認定長期優良住宅は今年の4月から始まった制度で、今年は補助金なんかもありました。
補助金は物件の認定によりますが、最高で200万円です。
そしてその申込期限は今月だったのですが、2月の終わりまで延長されてました。
おそらく想定よりも申込が少なくて予算も余ってるんでしょうね。
ちなみに工事完了は来年の12月1日までの完了報告を提出すれば大丈夫です。
もし中古戸建てを購入してリノベーションしようと考えているなら、長期優良住宅の認定を目指してみてもいいかもしれません。
長期優良住宅の認定ポイント
ちなみにこの長期優良住宅として認定されるための8つの条件ですが、
①インスペクション(事前の住宅検査)
②劣化対策
③耐震性
④省エネルギー性能
⑤維持管理・更新の容易性
⑥維持保全計画の提出
⑦住環境への配慮
⑧住戸面積
以上の内容で、一定の条件を満たす必要があります。
割とハードルは高いかもしれません。
そもそもこれに対応できるリフォーム会社がどれくらいあるのだろうかと考えてしまいます。
長期優良住宅のメリット
ちなみにこの中古住宅の長期優良住宅のメリットですが、
①今なら補助金が最高200万円(2017年2月まで申し込み)
②フラット35の金利が安くなる(10年間、-0.3%)
③所得税から最大62.5万円の控除(2017年度から)
④工事の翌年度の固定資産税が2/3(2017年度から)
⑤資産価値の向上(売却時はプラス査定)
⑥省エネなので電気代が安い
こんなところでしょうか。
ハードルは高いですが、得られるメリットもかなり大きいです。
狙えるのであれば狙ってみてもいいかもしれません。
もちろんメリットだけでなく、かかるコストやランニングコストなど、総合的な判断は必要になりますが。
今ではまだまだ一部のマニアックな制度な感じがしますが、より広がっていけば中古住宅市場にとってもとてもいいことだと思います。
あなたももし中古戸建てを探しているなら、長期優良住宅化も検討してみてはいかがでしょうか?
宮田明典