時事・知識・マインド

災害リスクに強い土地選びを

2019年10月15日

宮田明典(ハウスクローバー株式会社)

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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オフィスのデスクより、

ここ最近増えてきている自然災害。先日も火災保険の保険料が自然災害の増加により値上がりするというニュースがありました。

日本の気候が温暖化になりつつあることが指摘されていますが、自然災害自体は昔から発生しており、大きな災害も発生しています。

そんな中で先人たちは、なるべくリスクが低いところを選んで集落や住居を構えてきました。

地名に「サンズイ」など「水」を連想させる字や部位が入っている地名は昔からの知恵で、災害リスクがあることを暗に伝えていたといいます。

しかし高度成長期に人口が増えて、災害リスクの高いエリアにもたくさん家が建つようになってきました。

先日の大きな台風を見ていて、私の住んでいる名古屋エリアは影響はありませんでしたが、長野や北関東などに甚大な被害をもたらせています。

特に大雨がもたらした河川の氾濫による浸水被害が深刻です。

今回は東京都内にもあまり影響がなかったので良かったですが、江東エリアは今回のような災害が直撃したら水没すると言われているエリアです。

こういった時に思うのは、やはり「家探しというのは最大の災害対策である」ということです。

また災害リスクは資産価値とも密接に関係しています。

他にも自治体が作成している、立地適正化計画などにも密接に関係しています。

名古屋市では災害リスクが高いと考えられるエリアが立地適正化計画から外されています。

普段は考えることは少ないと思いますが、災害時に後悔しないように、不動産選びは最大の防災対策であることも、ぜひ意識するようにしてください。

宮田明典

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多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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