目黒のスタバより、
東京での研修出張。11月での雪は観測史上初という、あまりうれしくない日にも遭遇しました。
まだ秋気分でしたが、一気に冬気分に引き込まれた気がします。
気がつけばもうすぐ12月ですしね。
色々と忙しくなる時期ですね。
さて今回はちょっと変な日本の制度について。
住宅を購入する方はほとんどの方が通る道です。
みんながみんな「変だよね」と言います。
僕もそう思っています。
それは住民票の移動について。
普通に考えれば、市役所で住民票を移すのは、基本的に引っ越した後です。
引っ越していなければ、まだ住んでいなければ、市役所では住民票の移動を受け付けてくれません。
しかし、住宅ローンでは銀行との契約の前までに住民票を新住所に移すことを求められます。
役所は引っ越してからと言うし、銀行はローンの実行前にと言ってくる。
すごく矛盾してますよね。
しかし、住民票を新しい住所に移動しなければ、住宅ローンの審査が下りないので移すしかありません。
(※注)ちなみに住宅ローンではその人が住むことが前提になっているため、新住所の住民票が無いと融資できない決まりになっています。賃貸用に回すなど、違う用途に利用されないためだと言われています。
だからいつもお客様には、市役所に本当のことを言わず、「引っ越したから住民票を移してください」と言ってもらうようにお願いします。
素直に話しちゃうと、決まりの関係で、ダメって言われてしまうので。
ただ市役所の人なんかも住宅ローンを組んで家を購入しているので、内心では分かっていると思います。
(※注)引っ越す前に住民票を移したからといってお咎めがあるわけではありません。しかし、本当のことを言えば市役所としては決まりなので「引っ越してから来てください」というしかありません。
変だと思いませんか?
変ですが、ずっとこの状態が続いていますし、おそらくこれからも続くだろうと思います。
毎回この変な制度をお客さまに説明するのですが、中には大丈夫なの?と心配される方もみえます。
でもしょうがないので、と説明するしかありません。
なかなか、しょうがないので、と終わらすことも無いのですが、こればかりはしょうがないです(^_^;)
あなたも、家を購入するのであれば通る道になると思いますので、知っておいてもいいかもしれませんね。
宮田明典