オフィスのデスクより、
今日は平成最後のクリスマスですね。
先日名古屋駅を歩いていましたら、クリスマスの装いをしたナナちゃん人形がいました。
僕は中村区の高校へ通っていたので、名駅は馴染みの深い場所で、ナナちゃん人形は物心がついた時からいた、名古屋のシンボルです。
そんなナナちゃん人形ですが、今存続の危機でこれからの動向が注目されているのはご存知でしょうか?
名鉄百貨店ビルの再開発に伴い行先は未定
2022年以降に名鉄百貨店ビルの再開発工事が予定されています。
かなり大きな再開発になるといわれていて、今の名古屋駅の名鉄百貨店周辺が下の写真のようになるそうです。
名鉄百貨店だけでなく、近鉄ビルやレジャック、住友生命ビルなど6棟のビルにまたがって、一体化するという壮大なプロジェクトです。
ちなみに完成はリニア開通までに間に合わせるそうです。
これらの工事に伴い、ナナちゃんの行先が存続も含めて、白紙の状態だそうです。
ナナちゃんの生い立ち
ナナちゃんの誕生日があることをご存知でしょうか? 昭和48年4月28日だそうです。僕よりも結構年上です。
誕生したきっかけは、昭和47年に完成した、今のヤマダ電気が入っているLABIのビルにあった名鉄百貨店セブン館(平成18年にヤング館)の1周年を記念したプロジェクトでした。
何かシンボルになるものを作ろうと色々な案が出たそうですが、当時の関係者が東京で行われたマネキンの展示会でインパクトのある大きな人形を見つけたのがきっかけだったそうです。
マネキンと言えば、百貨店とは切っても切れない存在で、ピッタリだといえますね。
名前は「セブン」にちなんで「ナナ」ちゃんとされました。これが、ナナちゃんの生い立ちです。
ナナちゃんも今の場所ではなくなるかもしれませんが、場所を変えても名古屋のシンボルとして残って欲しいなと思います。
平成の次の時代はどんな時代か?
思えば、平成という時代は、バブルの崩壊に始まり、長い景気低迷を経験するなど、我慢も多かった時代のように感じます。
そしてその平成がいよいよ最後となり、新しい時代になります。
名古屋駅もこれから10年近くで全く違う街に変身しそうですし、栄や久屋公園、金山エリアでも大体的な再開発プロジェクトが目白押しです。
名古屋という都市がより発展し、住みやすくなる分、周辺の都市からの人口流入が続き、いうよいよ都市圏に人口が集中していくような気がします。
バブルの時のように日本が一様に良くなるのではなく、良くなるところとそうでないところの差がついていく。そんな時代になると思います。
そんな激動の時代に不動産を所有するということは、長期にわたってのビジョンも必要になります。
今がよくても、10年後には破綻しそうな自治体も増えてくるかもしれません。
計画されている再開発プロジェクトや街づくりの方針、また人口の増減予測など、調べようと思えばすべてネットに答えが載っている時代です。
不動産を持つときは、短期的なことだけでなく、長期的な視点とマクロ的な視点が必要になってくるのではないでしょうか。
あなたは、家を買うときにその不動産にどんな視点を持ちますか?
宮田明典