時事・知識・マインド

住民票を移すタイミング

2018年1月8日

宮田明典(ハウスクローバー株式会社)

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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オフィスのデスクより、

どうも僕の会社では風邪が流行っているようです。

僕も年末年始の無理が影響してか少し風邪気味。

1年ぶり以上の風邪です。

風邪といっても喉が痛くて鼻水が出る程度で熱もないのですが。。。

ただ営業のひとりがインフルエンザにかかってしまいました。

流行っているそうなので、あなたも気を付けてくださいね。

さて本日は、住民票を移すタイミングについて。

よく受ける質問で、過去に記事にしたこともあったのですが、改めて。

住民票を移すタイミングはいつ?

あなたは住民票を移すタイミングは?と聞かれてどのタイミングを思い浮かべますか?

多くの人は「引っ越してから」と答えるのではないでしょうか。

しかし正解は、「引っ越す前」です。

厳密にいうと住宅ローンの契約を銀行とするまでに必要になります。

この説明をすると、たいていの人は「なんで?」となります。

それもそのはず、役所に行けば「引っ越してから来てください」と言われます。

なぜ引渡し前に住民票を移すのか?

銀行はお金を貸す借りるの契約をする時の必要書類として、新住所の住民票(住む予定の人全員分)の提出を求めてきます。

なぜそのようなことをするかというと、住宅ローンはそもそもその人が住むためのもであるため、通常のローンよりも金利が優遇されていたりします。

つまり人に貸すなど、本来の目的以外のものに使われないようにするため、確認資料として新住所の住民票の提出を求めてきます。

役所はどのように対応するのか?

それでは役所はどのように対応すればよいのでしょうか?

役所では、正直に話すと「引っ越してから来てください」と言われます。

しかし、これに関しては「建て前」でしかありません。

実際は、役所の職員も住宅ローンを利用して家を購入しています。

つまり役所の職員も、心の中では分かっているのです。

しかし決まりとして、住民票は引っ越してからとなっているので、そう答えるしかありません。

かなり矛盾した制度ですが、これまでもずっとそうでしたし、これからも続くのだと思います。

学校とかはどうなるの?

お子さんがいる家庭では、良く聞かれる質問です。

学校については住民票を移したからといって、すぐに転校しなければいけないものではありません。

引越しの時期と、キリのいい時期で、学校と相談していただければ大丈夫です。

現金であれば後からでもいいのか?

住宅ローンを使わない(現金)なら、住民票は引っ越してからでもいいかと疑問に思うかもしれません。

銀行が絡まないので、とくに移さなくても問題にはなりません。

しかし、登記簿謄本の住所が旧住所で登録されること(後から変更するとお金がかかります)や、登録免許税減税などの優遇税制が使えなくなります。

よって現金の場合でも必須ではありませんが、損得を考えると、引渡し前までに住民票は移動させた方が良いということになります。

いかがでしょうか?

ちょっと変な日本の制度についてご説明しました。

変なのですが、どうしようもないので、このようにするしかないのが現状です。

名古屋市内での引っ越しであれば、引越し先の区役所に転入届を出せば、自動的に転出届も提出されたことになります。

しかし、市をまたぐ場合は、転出と転入の両方の手続きが必要になります。

いずれにせよ、役所は平日しかやっていないので、スケジュールには気を付けるようにしましょう。

あなたも住宅を購入する時は、このことを頭の片隅にで構わないので覚えておいてくださいね。

宮田明典

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