オフィスのデスクより、
ここ最近は、月に1回以上は東京に出張することがあります。
行くたびに思いますが、ビルの多さやマンションの多さには感嘆とします。
新築マンションが余ってきているという話も聞きますが、まだまだ建設途中のマンションも多くありました。
電車に乗っていても、新築マンションの広告がたくさん貼ってありました。
地場の不動産業者いわく、最近では新築だけでなく、中古マンションの値上りも一服して、新築・中古に限らず一戸建て住宅が活況のようです。
マンションと一戸建の価格が逆転
もともと一戸建ての方が、マンションよりも価格は高くなる傾向がありました。
「本当は戸建が買いたいけれど、高いからマンションで我慢」なんてことは昔は良くありました。
しかし最近では、人気のあるエリアだとマンションよりも戸建ての方が安くなる逆転現象が起こっています。
また新築マンションよりも新築戸建ての方が供給戸数も多いそうです。
投資マネーが入りやすいマンション
その理由として、マンションは自分、もしくは家族が住むような「実需」目的だけでなく、値上りや相続税対策、賃貸目的など実需以外の目的で購入されることが多いです。
そうすると、マンションというものは投資家などの思惑にも左右されやすくなります。
ここ最近の東京のマンション市場の価格上昇はそういった側面が強く出ています。
また名古屋でも伏見周辺でここ最近タワーマンションが何棟か竣工し、僕の会社のある泉でもタワーマンションの建築中があります。
いずれというか既にですが、リニア開業も相まって、一部エリアでは値段が結構あがっています。
投資マネーが入りにくい戸建
それに対して一戸建てというのは、基本的にほとんどが「実需」で、ほとんど投資マネーは入ってきません。
なので、一戸建の市場は比較的健全な価格形成になっていて、マンションよりも一戸建の方が安いという逆転現象が起こってきているそうです。
不動産価格については、色んな指標が発表されていますが、本当の「実需」による価格推移を見るのであれば、マンションではなく戸建の価格推移を見ることで、そのエリアの「本当の実力」が見えてくるのではないでしょうか?
宮田明典
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