時事・知識・マインド

こんな売却理由はアリ?ナシ?

2020年8月6日

宮田明典(ハウスクローバー株式会社)

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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オフィスのデスクより、

物件を探していて、いざ見に行こうとなった時に、一番良く聞かれる質問は「売却理由はなんですか?」です。

たしかに前に住んでいた人がどうしてその住宅を売るのか気になると思います。

売却の理由が、転勤や住み替え(家族の人数が増えた)などのポジティブな理由なら特に問題にはなりません。

逆にポジティブでない理由としてはどんなものがあるのでしょうか?

①事故物件

この仕事をしているとたまにあります。

事件・事故両方あります。

また最近多いのは、孤独死。

これからの時代は増えていきそうです。

孤独死の場合は日が経っているかいないかで変わってきます。

値段も相場よりは安くなるので、気にならない人からしてみたらお買い得なのかもしれません。

②離婚物件

何となくイメージが悪い、縁起が悪いというので嫌煙されがちな、離婚物件。

財産分与で、割と早く現金化したいという理由から、相場よりも安く購入できる可能性もあります。

良いか悪いかはその人の価値観次第ではないでしょうか。

離婚物件といえば過去にうちの会社で取引をしたことがあるのですが、決済に時に急にご主人と奥さんが分け前のことで揉めだして、現場が凍りついたことがあります。

③競売物件

不動産会社が競売で落札した物件をリフォームして再販するケースなどで良く見られます。

不動産会社が売主になる場合は、その前の方は何で売却したのかを聞いてくることが多いです。

競売と聞いて、何とも感じない方もいれば、何となく縁起が悪いように感じる方もいます。

過去にこういった物件で、不動産会社が競売で落札した際、中に住んでいた家族がなかなか立ち退かず、強制執行になったことがありました。

それだけでも少し嫌な感じがしますが、よくよく聞いていると、その家族が近くに住んでいるとのこと。

物件は悪くなかったのですが、そういった理由もこの物件は検討していた方的にNGでした。

たしかに住んでいて夜中とかに見に来られてても嫌ですもんね。

④周辺環境

これまでの物件は価値感次第なのですが、周辺環境はそうはいかないところもあります。

周辺環境は目に見えて害があるので、売却理由としては結構身構えてしまいますね。

過去には隣の家の人が嫌がらせをしてくるからという方も見えました。

最近だとゴミ屋敷とか、ハトおじさんとかもありましたね。

引っ越し理由についてはあとあとトラブルにも発展するので、こういうことはキチンと告知しなければいけないようになっています。

あなたも物件を探せばいろんな売却理由に出会うと思いますが、売却理由によっては見送ることも必要なのかもしれませんね。

宮田明典

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宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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