オフィスのデスクより、
バブルの頃の終身雇用という言葉も随分薄れ、大手でも何があるか分からないこのご時世。
自身のキャリアパスを考えるうえで転職は切っても切り離せないものになりつつあります。
僕自身も転職はこれまで3回しています。
実際経営者となり、採用面接なんかもする立場になって他の人の経歴書を見る機会も増えました。
ちゃんとキャリア形成を意識しながら転職をしている人、あきらかに行き当たりばったりな人、色々です。
転職にも良い転職とあまり良くない転職があるのではないでしょうか。
そしてキャリアアップを目的とした転職でも、非常に悩んでしまうのは住宅ローンが絡んだ時ではないでしょうか?
転職したばかりだと住宅ローンは借りられない?
実際の業務でこの質問は割と多く受けます。
一般的には3年くらい勤めてないと厳しいといわれているそうです。
もちろん3年勤めていれば基本的には問題ありませんが、銀行によっては最近だと2年でいいところや1年でも良いというところもあります。
また仮に転職後2年未満だった場合でも、その転職の内容によって問題にならないこともあります。
転職したばかりでも大丈夫なケース
その転職とは、キャリアアップのためで特に業種が変わらないものや、職種が同じである場合はあまり問題にならないことが多いです。
要はその転職により収入が増えたとか、役職が上がったとか勤務先の属性が良くなったといったポジティブな内容であれば大丈夫です。
ただこれは転職をした後の方にするアドバイスであって、家を購入する前にしようかどうか迷っている人に対しては、よほど差し迫った状況で無い限りは少し待ってもらうようにアドバイスすることもあります。
業界や職種を変えようと思っている場合には特にですね。
あと独立する方なんかは、先に住宅ローンを借りてから独立する方が多いですね。
独立するだけあって、流石にそういうところはしっかりしています。
転職したばかりの場合はどうしたらいい?
逆に転職したばかりの人はしばらく待たなければいけないのかというと、方法はあります。
通常の銀行では借り入れは厳しくなってしまいますが、フラット35なら大丈夫です。
銀行は人を見て貸すといいますが、フラット35は物件を見て貸すと言われています。
物件に対する審査は銀行よりも厳しくなりますが、フラット35では勤続年数の要件はなく、返済比率が収まっていればそれでOKです。
もし転職後間もない方は、フラット35も合わせて検討してみてはいかがでしょうか?
宮田明典