オフィスのデスクより、
住宅ローンを借りる時、職業や働き方によって不利な評価を受けるケースがあります。
例えば歩合給の多い職種であったり、自営業者は見た目の収入をそのまま見てもらえないこともあり、住宅ローンの借入で苦労することが多くあります。
そんな時に、借入可能額を増やす方法について、お伝えしていきます。
フラット35の親子リレーローン
実際に収入を増やして、借入可能額を多くしたい方によく利用されているのが、この方法。
色んな金融機関でも取扱いがありますが、フラット35の場合は、子の年齢で借入期間を設定できるので、長期間のままで借入可能額を増やすことが出来ます。
そして他の金融機関と違って「使える」と感じるのは、親が年金収入のみの場合であっても100%計算に組み入れることが出来ます。これは通常の金融機関ではなかなか難しいことです。
また親が70歳未満であれば団体信用保険に加入することが出来、万が一80歳までになくなると、保険が適用され、子のローンは全て返済されます。他の金融機関では、それぞれの持分にしか保険が適用されないのですが、これはフラット35の大きなメリットでもあります。
ペアローンや収入合算
銀行などでも、夫婦や親子で、両方に安定した収入があるのであれば、ペアローンや収入合算する方法もあります。
よくあるのが、ご主人の年収だけでは足りないので、奥様の収入を合算するときになどに利用されます。
合算の計算方法については、金融機関によって、全額算入できたり、半額のみ認められるという違いもあったりします。より有利な銀行を選ぶようにしましょう。
ただやみくもに増やすことはやめましょう
注意することがあるとすれば、ただ購入可能価格をあげたいがために借入可能額を、自分たちの収入以上にあげてしまうことです。
あくまで借入可能額を増やすのは、それ相応の理由がある時で、むやみやたらに増やしてしまうと、後々の生活に悪影響を及ぼしかねません。
収入を増やすということは、住宅ローンに巻き込む人を増やすということです。親子リレーローンで借りたものの支払いが滞り、自分たちだけでなく親も借金に苦しむというのは、想像するだけでつらいですよね。
普通に住宅ローンを借りる時でさえ、慎重な資金計画とライフプランニングが必要になりますが、借入可能額を増やす時は、特に慎重になるようにしてください。
宮田明典
P.S
住宅ローンやお金全般に対するIQを高めましょう。
≫ 住まいとお金の勉強会 ≪