オフィスのデスクより、
昨日に引き続き、住宅ローンの審査に落ちないためのチェックポイントをお伝えします。
やはり気になるテーマなのかいつもより多くの方が読んでくれているようです。
後編もディープな情報をお伝えしています。
4.頭金(自己資金)のチェックポイント
最近では自己資金がなくても借りられる住宅ローンは増えていて、諸費用部分までも借りられる住宅ローンもあります。
ただ審査上で言えば自己資金があればあるほど有利になり、逆に無いとよほど属性が良く無い限り、審査上ではマイナス要因となります。
年収や勤務先などにもよりますが、状況によってはフラット35を検討してみるのもいいかもしれません。
フラット35の諸費用ローンの金利は少し高くなりますが、返済比率にさえ収まっていれば問題は無いため、比較的利用しやすいといえます。
5.勤続年数や雇用形態によるチェックポイント
今の勤務中であればどれだけの勤続年数があれば良いのでしょうか?
一般的には3年以上あるのが好ましいと言われています。
3年に満たない場合はマイナス要因にもなりますが、転職理由によっては影響を受けないこともあります。
例えば転職一年以内だとしても、転職理由がステップアップであることなどのポジティブな理由であれば影響がない場合もあります。
逆に業種も職種も変わったり、年収も下がる場合はネガティブな要因になります。
勤続年数が短くてもOKな金融機関もあるので、色々と調べてみましょう。
他にも最近では雇用形態で、正社員以外に契約社員や派遣社員という方も多いですが、銀行では正社員以外は厳しいと考えてください。
正社員以外の方であれば、フラット35であれば雇用形態は審査の対象にならないので、フラット35を検討してみましょう。
6.健康状態によるチェックポイント
銀行が重視しているポイントの中でも常に1位、2位に入るポイントです。
健康状態に問題があれば、将来にわたって長い期間、お金を返済していくことが出来ない可能性が高くなるからです。
またお金を借りた後に万が一のことがあった場合でも、銀行が資金を回収出来るように団体信用生命保険と呼ばれる保険への加入を必須条件としているところが多いです。
健康状態に不安がある方は以下の記事も参照にしてみてください。
過去に病気をしていたり、現在も服薬中だったりする場合は、内容にもよりますが、審査基準の緩いワイド団信の取り扱いのある金融機関で申し込むか、団信が必須条件となっていない住宅ローンを検討するといいと思います。
7.クレジットカードなどのチェックポイント
一番気を付けなければいけないのが、クレジットカードをはじめとする個人信用情報です。
このご時世、クレジットカードを持っていないという方自体が少ないと思いますが、クレジットカードの発行数の伸びとともに、住宅ローンにこの個人信用情報が原因で通らない方も増えてきています。
個人信用情報とは、カード会社や信販会社が個人のお金の貸し借りに関する情報を集約する情報機関で、国内には主に3つの情報機関が存在しています。
ここには個人の借入の内容や遅滞情報などがすべて載るようになっていますので、お金の貸し借りについては必ず分かるようになっています。
問題になるのは一般的に事故履歴と言われる遅滞や遅延歴などです。
携帯電話の分割払いも個人信用情報に乗りますので、少しでも心当たりのあるかたは、事前にご自身の信用情報について調べて置く必要があります。
いかがでしたでしょうか?
前編と合わせてこれらの7つのポイントは住宅ローンを申し込む前にチェックして、どこに申し込むかを考える必要性があります。
あまり多くの銀行に出すことも実はあまり良くないとされていて、基本的には多くて3行に絞った方が良いと言われています。
あなたの住宅ローン探しの参考にしていただければと思います。
宮田明典
P.S
前編は以下のタイトルからジャンプできます。