オフィスのデスクより、
フラットはここ最近になってますます進化が進んできています。
金利が下がっていた時期は、固定金利よりも変動金利が有利になるため、どちらかというと長期間固定のフラットは他の金融機関のわき役的な存在でした。
それがここ最近、マイナス金利でさらに拍車がかかった低金利にも一服感が見られ、今では底も打ち、上昇傾向になってきています。
金利の下降局面では変動金利、逆に上昇局面では固定金利を選択することがセオリーです。今はどちらかといえば上昇局面なので、フラット35のような固定金利商品がお勧めな環境になっていると思います。
2017年10月に団信が金利に含まれるように
まず昨年の10月に、それまでは別料金で納めていた団体信用生命保険料が金利に含まれるようになりました。それを聞くだけだと「なんだそんなことか」と思うかもしれませんが、結構大きな変化でした。
それまでのフラット35は、見た目の金利の低さが目を惹きましたが、団体信用生命保険料を考えると、実質金利は割高になっていました。
しかしこの時の変更により、団体信用生命保険の実質金利は下がりました。またそれまでのメリットであった、団信を加入しないという選択肢も残したうえで。(団信未加入の時は金利が安くなります)
フラット35の融資対象が広がった
そして今年の4月からの変更点はいくつかありますが、大きく2つ。1つは、フラット35の融資対象が広がったこと。⇒ フラット35の制度変更のお知らせ
これはどういうことかというと、もともとフラット35は物件価格の9割までと決められていました。そして10割まで借りようとすると、残りの1割は少し割高な金利になっていました。
しかし今回の変更により、諸費用の金額によって変わりますが、実質97%くらいまではフラット35で借りられるようになります。
そしてもう1つは、リフォーム資金も借りることが出来て、尚且つ金利引き下げが0.5%受けられるようになるという「フラット35リノベ」の適用条件が拡大されました。
これも細かい話なんですが、これまでの「フラット35リノベ」は適用条件が厳しすぎて全くといっていいほど使えませんでした。それが今回の変更でかなり使いやすくなることが予想されます。
競争力がますます強くなるフラット35
ここに来てフラット35の競争力がますます強くなってきている気がします。一昔前なら、銀行のサブ的な商品でしたが、今ではメインを堂々と張れるだけの商品になってきました。
これから住宅を購入するのであれば、住宅ローンの選択肢の1つの選択肢としてフラット35を加えてみてはいかがでしょうか。
宮田明典
P.S
本当は、色々とフラット35について、書きたいこともたくさんあるのですが、ここでは書けません(笑)
この会社では、他の業者からフラット35に申し込んだところ断られ、紹介で当社に来たら通った!なんて事例もチラホラあります(時期や物件は同じです)。
住宅ローンで色々不安に感じることがあるのであれば、当社のエージェントサービス「HOUSECLOUVER」にお気軽にご相談ください。