オフィスのデスクより、
早いもので、もう2月になりました。正月だった気分は随分前に吹き飛んでいますが、相変わらず時間の流れは早いものですね。
さて、トランプ大統領が就任してからというもの、ニュースはトランプ大統領一色といっても過言ではないほど、よく目にするようになりました。
日本もそうですが、世界中がトランプ大統領に振り回されている状況です。あまり日本にとっても好ましくない状況ですね。
発言にどんな意図があるか分からないですが、しばらく日本政府としても神経を擦り減らす時期が増えそうです。
さて住宅市場はというと、特にそこまで大きな影響は受けず、例年通りな感じです。
しかし住宅ローン市場は、トランプ大統領の発言をもろに受けています。
これまでトランプ大統領の就任が決まってからというもの、インフレ寄りの政策への期待感のためか、世界中の長期金利が上昇し、それにつられて住宅ローンも上昇しておりました。
しかし、就任演説の際にインフラ投資や減税などの財務政策にあまり深く踏み込んだ発言をせず、市場には失望感が漂い長期金利は低下しました。
これが1月20日過ぎころの状態で、何となーく金利の予想は付いていましたが、結果住宅ローンの金利も下がりました。
それでは2017年2月の住宅ローン金利です。
フラット35の1月金利は以下の通り()内は前月比
返済期間 21年以上35年以下
融資率9割以下 金利1.43%~(-0.03%)
融資率9割超 金利1.54%~(-0.02%)
返済期間 20年以下
融資率9割以下 金利0.99%~(-0.03%)
融資率9割超 金利1.10%~(-0.02%)
以上のようになりました。
今回はトランプ大統領の就任演説の影響で金利が下がりましたが、実際の制作発表は今月になるので、その演説次第になりそうです。
住宅ローンの適用金利は、申込時ではなく引き渡し時、つまり住宅ローンの実行時になります。今動いている方で、早い方は2月の引渡しになりますが、3月が引き渡しの予定の方はちょっと今後の推移が気になるところですね。
本当に今年はトランプ大統領の年になりそうというか、振り回される展開になりそうです。しかしトランプ大統領の顔を見ながら住宅を買うわけでは無いので、あくまでもあなたのライフプランに沿って最適な選択をしていけるといいですね。
宮田明典