自宅の書斎より、
昨日につづき、暑い夏にひんやりとする話シリーズ第二弾。
私は全く霊感は無いのですが、以前案内したお客さんに突然、
客「あなた霊感あるでしょ」
私「いやいやいや、僕、まったくないですよ!」
客「私霊感あるから分かるんだけど、あなたも霊感ある顔してのよね」
私「え、、、、でも実感まったくないですけど、、、」
客「たぶん実感がないだけよ。無意識にあるはずよ」
私「はぁ、そうなんですかね」
客「トラブルとかあまりないんじゃない?」
私「そういえば、10年以上この仕事やってきてますけど、1件もないです」
客「でしょ? 実感がなくても霊感がある人ってそうなのよ」
私「そうなんですかね~。たまたまかと思ってました」
本当に、突然言われたので、ちょっと困ってしまいましたが、その時はそうなんだ、くらいにしか思っていませんでした。
半年後、、、、
昔の保険のお客様から、
客「木曽川町で土地を売りたいって言ってる友達がいるから、宮ちゃん(※)、話したってくれん?」
私「ええ、大丈夫ですよ。ありがとうございます。」
よくあるやり取りです。
そのあと、紹介してもらった人と会って売る準備を進めていました。
そしてら、ちょうどその人のお母さんも別の不動産会社に話をしてたみたいで、結局そっちの不動産会社がうるさいので、今回はごめんなさいということで断られました。
そしてさらに半年後、その保険のお客さんとあった時に、
客「宮ちゃん、そういえばこの間ゴメンね~」
私「いえいえ、全然大丈夫ですよ。よくあることですよ」
客「そっか。でも宮ちゃん、あれやらなくて良かったと思うよ」
私「え、なんでですか?」
客「なんか、あそこの土地が売れることになったて、測量をすることになったんだけど、実はとなりの人がかなり曰く付きの人だったみたいで、立ち合いとかかなり揉めているみたい」
私「ええー!そうなんですか。それは確かにやらなくて良かったですね~」
(ん?あれ? これ、なんかどこかで・・・)
その時、ふと冒頭のお客さんの言葉を思い出しました。
「あなた霊感あるでしょ」
「トラブルとかあまりないんじゃない?」
「実感がなくても霊感がある人ってそうなのよ」
もしかして、今回はたまたま紹介者がいたから、その後が分かっただけで、知らないだけで結構こういうことってあったのかも・・・
縁がなかったんじゃなくて、トラブルから何かが遠ざけた・・・(勝手な思い込み)
本当のところは分かりませんが、これからは「トラブルを避けることができる不動産エージェント」という肩書にしてみよかと思った、そんな暑い夏の午後でした。
宮田明典
(※)宮ちゃん…私のこと。保険の客といいながら、10年近く忘年会を欠かさずやる関係。