オフィスのデスクより、
ここ最近、家の動きが活発になるせいか、住宅ローンの相談も増えてきています。
住宅ローンに関する質問には「固定と変動、どっちがいい?」とか「どこの銀行がいい?」など様々ですが、今日は住宅ローンを選ぶうえで知っておきたい、3つのポイントをお伝えします。
どこの銀行がいいという話ではなく、「銀行を選ぶうえで、どんな基準を持ったらいいか?」についてお伝えしていきます。
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金利が安いかどうか
最も多くの人が金利が安いかどうか、というポイントで探す方が多いと思います。
実際のところ、金利は毎月の支払に影響するので一番分かりやすいのかもしれません。
しかし、あなたにとってぴったりなのが、変動金利なのか固定金利なのかによって、どんな銀行を選べばいいかは変わってくるかもしれません。
また「〇年固定」のような商品は、最初の固定期間が優遇金利の幅が大きく、それが終わると優遇幅が悪くなったりして、金利が上がってしまうタイプのものも多いので注意してください。
団体信用生命保険の内容
団体信用生命保険とは、銀行が貸した人に保険に入ってもらって、何かあった時は保険で住宅ローンを返済するようにしている仕組みです。
借りている方が亡くなったり、高度障害状態になる時は、保険の適用になることはもちろん、最近では介護状態やがんと診断されたり、就業不能時など、幅広い条件で保険が適用される商品も出てきました。
医療の発達により、死亡だけでなく、疾病などへのリスクも高まってきている中で、長期間にわたり何があるか分からないわけで、そんなときの安心を求めるのであれば、団体信用生命保険の内容で住宅ローンを選ぶのもありかと思います。
付随する特典
住宅ローンには、商品そのものでなく付随する特典などが用意されている商品もあります。
例えば大手流通系の銀行が提供している住宅ローンでは、借りた人は毎日買い物が5%offなど、お得な特典が付いているものもあります。
よくその系列で買い物することであれば、割引分の方が金利よりも特になることも考えられます。
また大手都市銀行の住宅ローンでは毎月回数制限はあるものの、コンビニや時間外のATM手数料が無料になるなど、忙しい社会人にはありがたい特典がついているところもあります。
このように、ただ単純に金利が云々というよりも、考え方や価値観によって正解が変ってくるのが住宅ローンです。
よく住宅ローンはご自身で選んできてくださいというスタンスの不動産業者も多いですが、出来るれば住宅ローンにも詳しく、いろいろと案内や取次をしてもらえる不動産業者を探してもらうといいと思います。
フラット35が向く人
ただ人によっては、銀行よりもフラット35の方が向くという方もいらっしゃいます。
例えば、自営業の方や転職間もない方、パートの奥さんを収入合算したい人など、通常の銀行では取り組みにくい人でもフラット35はOKなことが多いです。
以上の住宅ローンの考え方や、それぞれの商品に合う合わないなどを踏まえた上で、最適な住宅ローンを選んでいただければと思います。
宮田明典
P.S
弊社でオンラインセミナーでは、住宅ローンの選び方や金利の注意点など、かなり詳しく説明しています。家探しで疑問や不安がある方はぜひご参加ください。