オフィスのデスクより、
先日行ってきたバリ旅行。セントレアからだと直行便がなく、乗り換えでいかなければいけません。
今回はシンガポール航空だったので、シンガポール経由のテンパザール空港という経路でした。
バリって結構遠くって、シンガポールまでまず約7時間半、テンパザールまでさらに約3時間という長時間フライト。
フライト中は大体は本を読んだり、ビールを飲んで寝てるかのどちらかなんですが、今回は映画を見る時間を作ってみました。
いくつかあったタイトルから僕が選んだのは「殿、利息でござる」という映画です。
タイトルの名前と安倍サダヲというキャスティングからコメディ色の強い映画かなと思っていたのですが、中身は結構真面目。
この映画は、実在の物語で、「武士の家計簿」で知られる歴史家・磯田道史による評伝「無私の日本人」に収録されている一編「穀田屋十三郎」を映画化したものです。
阿部サダヲの他にも、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、松田龍平らが出演。
そして事前知識が一切なかった僕を驚かしてくれたのは、物語の舞台となる仙台出身のフィギュアスケート選手・羽生結弦が、仙台藩の第7代藩主・伊達重村役で登場していたことです。
結構演技上手でしたよ。
最初はどこかで見たことある顔だなと思っていたのですが、エンドロールで気がつきました。
肝心のストーリーですが、時は江戸時代、場所は東北の仙台藩。
当時の仙台藩では財政難から町民や農家に重税がかかり、夜逃げや破産が相次いでいたそうです。
それを見かねた阿部サダヲ扮する穀田屋十三郎は、瑛太が扮する菅原屋篤平治のアイディアで町を救おうとします。
そのアイディアこそが皆でお金を集めて、そのお金を殿に貸して、その利息で町民たちの暮らしを豊かにするというもの。
私財を投げ打って、リスクをとって、その作戦を仲間たちと実行していく様子はとても感動しました。
ネタばれになるのであまり細かくはいいませんが、本当に感動する物語ですよ。
僕も飛行機で熱い気持ちでいっぱいになっていました。
人と人との感情が絡む人間臭さや、自分が犠牲になることもいとわない強い意志。
発想もさることながら、戦略と実行力。要所で影響力のある人間を取り入れるとか、なんだか会社経営にも近いものがあるなと感じてました。
突然時代劇から、今の会社経営に飛躍するので話の展開にびっくりかもしれませんが、似ているんですよね。
やはり理念・理想があるというのは強いですよね。
ちなみにうちの会社の理念理想は「住宅を通じて人々の暮らしの豊かさに貢献する」です。
ざっくりとした言い方ですが、暮らしが豊かになるためにはどのような仕事をしたらいいか。
それが当社の根っこにある大切にしている想いだったりもします。
そしてそれを実行する従業員であったり、会社を大きくする戦略があって。
これまでの不動産業界を変えたい、良くしたいという理念理想こそ、当社の存在価値です。
だから私利私欲でなく、人々の暮らしの豊かさが永劫代代続くように尽力した、映画の登場人物にはとても胸をうたれる想いがありました。
今日はあまり住宅には関係なかったですね。
映画が良かったという話ですw
あなたももし良かったら見てみてくださいね!
宮田明典
P.S
ちなみにこの映画の舞台になった酒屋さんは今でも存在しているそうですよ。