住宅ローン

あなたの健康問題、大丈夫ですか?

2016年9月30日

宮田明典(ハウスクローバー株式会社)

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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オフィスのデスクより、

先週の木曜日から患っていた溶連菌の症状が徐々に収まってきました。溶連菌自体はそこまで強い菌ではなく、普通は薬を飲んでいれば直るものです。しかし今回の僕のように、扁桃腺に入りこんだりすると厄介です。そして合併症なども引き起こしたりすると余計に厄介です。

僕の場合は副鼻腔炎を発症しました。これは鼻に膿がたまってしまうもので、蓄膿症に近い症状です。僕が病院に入った時は結構症状はひどい状態だといわれました。花は赤く腫れあがって変な顔になるわ、そんなときに限って免許の更新期限が迫っていて写真を撮らなきゃいけないわ。

とにかく痛いし大変でしたが、処方された薬のおかげで腫れも随分と引いてきて、膿を出す手術などもしなくて良さそうなのでほっと一安心です。

一度風邪を引くと健康の大切さが身に沁みます。今日のテーマは健康についてですが、実は住宅を購入するときにも関わってきます。

住宅ローンにも影響する健康問題

というのも、住宅ローンには団体信用生命保険といって、もし借りた人の身に万が一のことがあった時に保険からローンの残債が支払われるものがあります。ほとんどの銀行が扱う住宅ローンには、この団体信用生命保険に加入することが絶対条件になっています。なので、僕は事前に住宅ローンを組む方には必ず健康状態を確認するようにしています。

この保険に加入するには告知書というものの質問に答える形式になっています。聞かれることは主に3つです。

(1)最近3ヵ月以内に医師の治療(指示・指導を含む)・投薬を受けたことがありますか?

(2)過去3年以内に下記の病気で、手術を受けたことまたは2週間以上にわたり医師の治療(指示・指導を含む)・投薬を受けたことがありますか?
【病気群】
狭心症、心筋梗塞、心臓弁膜症、先天性心臓病、心筋症、高血圧症、不整脈、その他心臓病、脳卒中(脳出血・脳梗塞・くま膜下出血)、脳動脈硬化症、その他脳の病気、精神病、うつ病、神経症、てんかん、自律神経失調症、アルコール依存症、薬物依存症、知的障害、認知症、ぜんそく、慢性気管支炎、肺結核、肺気腫、気管支拡張症、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、すい臓炎、クローン病、肝炎、肝硬変、肝機能障害、腎炎、ネフローゼ、腎不全、緑内障、網膜の病気、角膜の病気、ガン、肉腫、白血病、腫瘍、ポリープ、糖尿病、リウマチ、膠原病、貧血症、紫斑病、子宮筋腫、子宮内膜症、乳腺症、卵巣のう腫

(3)手・足の欠損または機能に障害がありますか?または、背骨(脊柱)・視力・聴力・言語・そしゃく機能に障害がありますか?

この中の(1)は、風邪で通院した時も含みます。(1)は内容次第ですが、(2)と(3)は結構厳しい結果になることが多いです。

だからといってウソは禁物です。

ウソをついて加入することは、いざ保険が必要になった時に、嘘で加入していたため保険が下りないことがあります。また信用の失墜にも繋がります。

よくインターネットなんかに嘘を書けば大丈夫なんてとんでもない指南があったりますが、絶対に嘘はついてはいけません。最悪の場合、ウソをついて加入しているのだから悪質とみなされ住宅ローンの一括返済を迫られる可能性もあります。

病気でも借りる方法はあります

それでは、健康上の問題を抱えている方は、住宅ローンを組むことが出来ないのでしょうか?そんなことはありません。きちんと手はあります。方法は大きく分けて3つあります。

(1)団体信用生命保険の加入が必須でないフラット35を利用する

(2)団信ワイドを利用する

(3)保険などで置き換えてもらえる銀行にする

まず(1)のフラット35では団体信用生命保険が任意なので、物件は限られますが一つの手です。(2)は通常の保険よりも条件を緩和したもので、少し金利はあがるもののそれ以外は同条件で加入できます。この種類があるかどうかは銀行によります。

そして(3)ですが、銀行の中には現在死亡保険に借入金額分加入していれば大丈夫というところもあります。

なんにせよ、提案や手続きにも影響がありますので、担当の営業が聞いてこないときで、懸念がある場合は先に相談したほうがいいでしょう。生活上でも健康は大切ですが、こんなところにも影響が出てきたりします。

あなたは健康にちゃんと気を付けていますか?

宮田明典

P.S

ちなみに僕は保険代理店をやっていたので、こっち系の話はそれなりに強い方だと思います。また記事に大っぴらに書けないこともあります。大体のことは判断できると思いますので、心配な方はメールでの相談も受け付けています。お気軽にお問い合わせください。

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ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
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多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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