住宅ローン

日本とアメリカの住宅ローンの違い

宮田明典(ハウスクローバー株式会社)

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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オフィスのデスクより、

先日までの日本シリーズ、日本ハムが優勝しましたね。僕は中日ドラゴンズのファンなのですが、家内が広島出身のため広島カープをどちらかというと応援していました。

家内が広島出身だからというのも、そうですが、実は黒田投手を尊敬しているというのもありました。黒田選手は最後は残念ながらケガでマウンドを降りる格好になりましたが、彼の男気というか、士魂というか、とても心を動かされるものがありました。

アメリカであれだけの成績を残し、破格のオファーを断っての古巣復帰。日本中が驚きました。

そして最後にセリーグ優勝に導いてくれるなんて、まさにドラマのような出来事です。

黒田選手からは日本男児たるものは何なのかを垣間見たような気がします。

アメリカでも、最初は日本へ帰ることに対して、なかなか理解を得られなかったそうですが、今回の広島の快進撃はアメリカでもかなり話題になったようです。アメリカ人の気質として、合理的なところがありますが、そのアメリカ人ですら感嘆したところに黒田選手のすごさを感じます。今後の彼の進路に注目が集まりそうですね。

アメリカと日本では気質から制度まで色んな違いがありますが、今日は住宅ローンにスポットを当てたいと思います。

まず日本の住宅ローンをイメージしてみてください。日本の住宅ローンは物件を担保にして抵当権を設定します。万が一、住宅ローンが支払えなくなった場合は、担保に取っていた家を売却し住宅ローンの返済に充てます。そして売却額が住宅ローンの残債よりも少なかった場合には、その分を借主に請求します。

つまり 融資金の返済財源が担保資産に限定されず、保証人や他の返済財源からの返済を追求できる融資形態となっており、これを英語では「リコースローン」と呼びます。

この日本の住宅ローンに対してアメリカの住宅ローンでは、「ノンリコースローン」が一般的です。

「ノンリコースローン」は日本の「リコースローン」とその名前の通り逆の意味で、住宅ローンが返済できなくなったら、物件を取り上げてあとは帳消しという種類のローンです。

日本と違ってなんだかとても親切ですよね。

もちろん払えなくなった記録はクレジットヒストリーとして記録されるので、次に借りにくくはなりますが、日本のように保証人に請求が行くことはありません。

この話だけ聞いているとアメリカの住宅ローンの方がいい気がしてきますが、いいことばかりではありません。

このノンリコースという形は金融機関がとりっぱぐれのリスクが高くなるため、日本よりも住宅ローンの金利がかなり高いです。僕のイメージですが、大体日本の金利よりも4~5%くらい高いです。ですからきちんと払える人にとっては日本の方が全然ありがたいくらいです。

それぞれに一長一短はありますが、あなたはどちらがいいと思いますか?

宮田明典

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宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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