バリのホテルのラウンジより、
今年の4月、僕の飼っていたチワワが亡くなりました。15歳だったので、人間で言えば大往生です。しかし別れがあまりにも突然だったので、その時はとても悲しかったです。
大人しい性格で、甘えん坊で、こんなだらしのない僕に15年もつき添ってくれました。本当に出会えたことに感謝しています。
振り返れば、僕は7歳くらいの頃からずっと犬がいる中で過ごしてきました。ちなみに僕の実家は戸建です。昔のマンションってほとんどペットがダメでしたから。母親がビーグルが好きで飼っていたので、マンションではどのみち無理だったのかもしれません。しかもトータルで4匹飼っていました。
そんな家庭環境もあってか僕はかなりの犬好きです。しかも犬にはペットとしてだけでなく、盲導犬や探知犬として、人にとっても無くてはならない存在です。震災の時に活躍するのも機械よりも犬だったりします。
そして最近知ったのですが、アメリカでは住宅業界の検査にも犬が活躍してるそうです。あなたは何だか分かりますか?
実は「カビ検査」なんです。日本では「カビ検査」自体、かなりマイナーです。もともと湿気が多くカビが出やすい環境もあるのかもしれません。
日本でもインスペクションという住宅検査を住宅の売買時に行うことが増えてきていますが、このカビ検査はそこまで普及していません。というのもこのカビに関しては、機械よりも犬の探知の方がはるかに優れているそうです。
アメリカではこの住宅売買時のカビ検査は比較的メジャーなようで、日本にはないカビ探知犬トレーナーやカビ探知犬養成学校、カビ探知犬トレーナー学校、検査員の資格証、協会など、様々なものがあります。
しかもその業界規模は10億ドル規模です。今の日本円でいえばざっと1,000億円規模!! 中古住宅に価値を見出すアメリカ人だからこその発想なのかもしれません。
日本では新築が圧倒的に多かったので、購入時にはカビが発生していることはほとんどなく需要が無かったのかもしれません。しかしこれからは中古住宅の流通量が増えていくことが予測されますので、これまでになかった、こんな業種も新しく出てくるのかもしれません。
それにしても、本当に犬ってすごいですね!本気で訓練したら、がん細胞が放つ特有の匂いなんかも特定できちゃうのではないでしょうか?色んな可能性を感じますね。
宮田明典
P.S
亡くなった子は初めて僕が飼った子でした。言葉はしゃべりませんが、たしかな絆があったと思います。またいつか飼いたいなと思ってます。