宮田明典(ハウスクローバー株式会社)

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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時事・知識・マインド

2017/6/19

高層マンション火災から思うこと

オフィスのデスクより、 6月14日、ロンドンのグレンフェル・タワーという24階建ての高層マンションで大火災が起きました。 あの衝撃的な映像を見た方も多いかもしれません。マンション全体が燃え盛る映像は僕も見ましたが、とても衝撃を受けました。 タワーマンションは災害に弱いと言われますが、それが露呈された事件だったように思います。 放水車も届かない高さでの大火災。考えるだけでも身が凍ります。 今日は、なぜあのようなことになったのか原因や、日本とは違うロンドンの住宅事情について考えてみたいと思います。 今回の火災 ...

住宅ローン

2017/6/14

フラット35の裏技的な使い方

オフィスのデスクより、 あなたは「親子リレーローン」というものをご存知でしょうか? 住宅ローンといえば、借りる本人や夫婦で借りるもの。そんなイメージがあると思います。 それに対して「親子リレーローン」は、親と2世代に渡ってローンを組むという方法です。 親子リレーローンのメリット 親子リレーローンを使うメリットとしては、親の収入を合算できることです。 状況にもよりますが、自営業の方などで所得を抑えていてどうしても予算が出ない時などに有利だったりします。 しかし親の世代だともうすでに定年してしまっていると考え ...

時事・知識・マインド

2018/10/24

住宅のファッション化

ここ最近の住宅のトレンドとして感じるのが、「住宅のファッション化」。 ファッションという定義は色々あるのですが、ここでいうファッションは身にまとう人の個性であったり、他と違った差別化です。 個性的なリノベーションもある意味、ファッションの一部として自己表現の一面もあるのではないでしょうか。 ファッションブランドとのコラボ 今住宅業界では、もともとあったインテリアブランドだけでなく、ファッションブランドやその他ブランドとのコラボレーションも増えています。 ファッションブランドでは「リノベる」と「JOURNA ...

時事・知識・マインド

2017/8/1

耐震性を簡単にチェックする方法

自宅の書斎より、 1981年(昭和56年)6月より、建物の耐震基準が変わり、今の新耐震基準になりました。 これは震度が6強から震度7でも倒壊しない基準と言われています。 しかし熊本地震の時にはこの新耐震基準で建てられた住宅も倒壊しました。 一体それはなぜだったのでしょうか。 そしてどうしたら新耐震基準の耐震性をチェックできるか、考えてみたいと思います。 新耐震基準でも耐震性のない住宅もある? 実は新耐震基準の建物に変更されてから、さらにもう一度改正されています。 阪神大震災の時に、新耐震基準の建物の倒壊が ...

時事・知識・マインド

2017/6/8

成約事例を見ることが出来るサイト

オフィスのデスクより、 あなたは、ご希望のエリアの成約事例が知りたいと思った時、どうしますか? 気になる物件があれば、その価格が適正なのか気になりますよね。 不動産仲介業者に聞ければ一番早いのですが、自分でも調べてみたいということもあるかもしれません。 そんな時に役に立つのが、レインズが提供している「成約価格を基にした不動産取引情報サイト レインズマーケットインフォメーション」というサイトです。 レインズとは不動産事業者だけが見ることが出来る全国の流通物件の共有データベースのことです。 このレインズには、 ...

業者選び

2017/6/6

中小の不動産仲介業者はどれくらい利用されている?

オフィスのデスクより、 先日、三菱東京UFJ銀行の名前が長すぎるということで、三菱UFJ銀行になるというニュースがありました。 確かに振替依頼書を書いたりする時に、フリガナとか書ききれませんもんね。 銀行の名称もそうですが、保険会社の名称も長すぎですよね。 年末調整の用紙の小さな欄に保険会社名を書くのが辛いです。 このような会社の名称にもあるように、現在は色んな業界で合併が相次ぎ、トップの3社くらいで業界のほとんどの売上を独占するような構造になっている業界も多いです。 そして今回は僕が不動産仲介業者という ...

時事・知識・マインド

2017/6/2

物件の引渡しを受けるまで必要なお金は?

オフィスのデスクより、 住宅を購入するということは、人生でそんなに多くあることではなく、分からないこともたくさんあるかと思います。 よく質問を受ける内容のひとつに、「どのタイミングでいくら用意したらいいですか?」というもの。 自己資金と言っても、すべてが現金で用意されているわけではなく、財形や積立預金、株式や贈与で、、、などなど色々あります。 現金以外は急に必要といわれても困ってしまうものが多いので、「いつまでに」「いくら」と疑問に感じるのも当然のことと思います。 そして現金が必要になるのは、以下のタイミ ...

住宅ローン

2017/7/2

2017年6月のフラット35の金利動向は?

オフィスのデスクより、 早いものでもう6月です。今月が終われば今年も半分が終わることになります。 僕はちょうどこの時期になると花粉症がひどくなり、お薬が欠かせません。 今日は金利動向についてですが、昨年トランプ政権が誕生し、財政緩和策をとるとの憶測から長期金利が上昇し、それにつられて住宅ローンの長期金利も上昇しました。 しかし、ここ最近では財政緩和策の実行も疑問視され始めてきています。 そんな中、6月の金利動向はどうだったのでしょうか。 フラット35の2017年6月の金利は以下の通り()内は前月比 返済期 ...

住宅ローン

2017/5/30

住宅ローン破たん予備軍はこうやって生まれる②

オフィスのデスクより、 今回は日をまたいで、昨日の続きになります。 昨日は、変動金利型の仕組みと、住宅金融支援機構のアンケートから浮かび上がる現実を考えてみました。 ⇒ 住宅ローン破たん予備軍はこうやって生まれる① 固定期間選択型の仕組み 固定期間選択型は、特約期間中は固定金利ですが、その後は変動金利に変わるか、再度固定期間選択型のどちらかを選ぶタイプになります。 2年や3年といった固定期間が短いものが金利が安く、5年10年と特約期間が長くなるにつれて金利は高くなります。 固定期間選択型には、変動金利型に ...

住宅ローン

2017/5/30

住宅ローン破たん予備軍はこうやって生まれる①

オフィスのデスクより、 今年の2月、フラット35を提供している住宅支援機構が行うアンケートの中で「民間住宅ローン利用者」の実態調査というアンケートの最新版が公開されました。 不動産業者でもほとんど見ることもないような、マニアックなアンケートですが、見ていてぞっとする内容でした。 まずこれは2016年3月から2016年9月までに民間の住宅ローンを借り入れた人のデータです。 調査項目は「利用した住宅ローンの金利タイプや住宅ローン選びに関する事項」というもの。 全期間固定型はたったの1割強 まず住宅ローンの金利 ...