オフィスのデスクより、
昨日のニュースで東京の新築マンション価格がバブル期の最高値を超えたというニュースを見ました。
あのバブル期を越したというのだから、少し異常ですよね。
ただバブルのようにみんなの生活が良くなっているわけではありません。
東京の業者によると、新築にかぎらずマンションを買えない人が増えてきているそうです。
それとは対照的に、山手線内側の億ションはそれなりに売れていたりもするようです。
他の都市部でも値上がり傾向にありますが、ここ名古屋市はどうなのでしょうか?
データの数字を読み解いていきたいと思います。
(データはすべてレインズの中部圏市場動向より抜粋)
中古マンションは値上り傾向
このグラフを見ていただくと、下の図が現在売りに出されている物件の平均的な平米単価ですが、年間を通して上昇しているのが分かるります。
ただ上の成約物件に目を向けると、1年を通してほとんど変わっていません。
つまり、売る出し価格は上がってきているものの、値引きやなんやらで、しっかり堅実に購入しているということが分かります。
さすが、名古屋の方はしっかりされていますね。
新築戸建てはほぼ横ばい
次に新築戸建てはいうと、年間を通してほぼ横ばいです。
ただし、月ごとに見ると、物件が一番動くと言われている1月から3月にかけて成約価格があがっています。
引越しのしやすい時期ですが、安く買いたいのであれば、時期をずらすのも一つの手かもしれません。
4月になると一気に値段が下がっています。
中古戸建ては滑らかな横ばい
中古戸建は新築戸建てやマンションと比べて成約価格の波がほとんどありません。
在庫物件の価格変動は多少はあるものの、中古戸建ては基本的にいつ購入してもそこまで差はなさそうです。
そうはいっても1月から3月は物件が増える
お得に買いたいと思う方は多いものの、どの物件種別も総じて、1~3月に在庫量(流通量)が増えます。
つまりこの時期は理想の物件に出会えやすくなります。
今のところ全体的に名古屋市は緩やかの上昇基調ではあるもの、東京のような異常な値上がりも少なく、健全な市場価格を形成しているのはないかと思います。
宮田明典
何気に東京という都市は、今現在世界で一番人口が多いそうです。
それだけ多いと、雪で電車が止まったりするともう大変ですよね。
やはり程よい大きさの名古屋くらいがちょうどいい気がします。
宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。
自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。
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